skin-irritation肌荒れ

肌荒れとは

肌荒れとは乾燥、赤み、かゆみ、吹き出物などの症状を伴う不健康な肌状態のことです。原因は、乾燥や紫外線などの外的要因、栄養不足やストレスなどの内的要因、皮膚疾患が挙げられます。

【肌質別】肌トラブル

肌トラブルは、肌質によってその現れ方や原因が大きく異なります。乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌など、肌質によって適切なケア方法や対策が求められます。まずは、各肌質ごとの特徴と肌トラブルの原因を解説していきます。

1. 乾燥肌

乾燥肌は皮脂分泌が少なく、肌がカサつきやすいのが特徴で、特に乾燥する季節にはつっぱり感や粉をふいたような状態が現れます。乾燥が進むと、小じわや肌のバリア機能の低下が起こり、敏感肌になることもあります。

2. 脂性肌

脂性肌は皮脂分泌が過剰で顔がテカりやすく、特にTゾーンに油分が多くなりがちです。そのため、毛穴が目立ちやすく毛穴詰まりやニキビなどのトラブルが起こりやすい肌質です。

3. 混合肌

混合肌は、顔の部位ごとに異なる特徴を持つ肌質で、Tゾーンは脂っぽく、頬や顎のUゾーンは乾燥しやすい傾向があります。季節や体調によって肌質が変わりやすく、スキンケア選びが難しい肌質です。

4. 敏感肌

敏感肌は肌のバリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感に反応する肌質です。乾燥や赤み、かゆみといった症状が現れやすく、環境や使用する化粧品によって肌トラブルが悪化することがあります。

加齢により肌荒れが起きる原因

加齢に伴い、肌の状態は次第に変化し、肌荒れが起きやすくなることがあります。これは、肌の自然な再生力やバリア機能が低下することが原因です。加齢による肌荒れの原因を理解し、適切なケアを行うことが、健康で若々しい肌を保つための第一歩です。

1. 肌のターンオーバーの遅れ

加齢とともに肌のターンオーバーが遅れ、肌荒れが起こりやすくなります。若いころは約28日だったターンオーバーのサイクルが、年齢とともに40〜50日に延びることがあります。この遅れにより古い角質が肌に残り、毛穴の詰まりや乾燥、くすみ、小じわなどのトラブルが増加します。

2. コラーゲンやエラスチンの減少

加齢による肌荒れの原因には、コラーゲンやエラスチンの減少が挙げられます。これらは肌の弾力や強度を支える成分で、加齢とともに生成量が減少するため、肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみが目立つようになります。

3. 皮脂分泌の低下

皮脂は肌を保護し、乾燥から守る役割を果たしていますが、年齢とともに皮脂腺の機能が衰え、分泌量が減少します。これにより、肌の保湿力が低下し、乾燥やかさつきが生じやすくなります。乾燥した肌はバリア機能が弱まり、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぎにくくなり、炎症や赤み、かゆみなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。

4. ヒアルロン酸やセラミドの減少

ヒアルロン酸とセラミドは保湿とバリア機能を支える重要成分です。ヒアルロン酸は水分を保持しますが、加齢で減少することで乾燥やシワが目立つようになります。セラミドは水分蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守りますが、加齢で減少し、バリア機能が低下します。これにより炎症やアレルギー、弾力低下、シワ、たるみが生じ、肌のくすみやザラつきが目立つ原因となります。

5. 紫外線による光老化

紫外線は肌にダメージを与え、光老化を引き起こします。UVAは真皮を傷つけてしわやたるみを招き、UVBは日焼けやシミを引き起こします。また、活性酸素を生成し、酸化ストレスで老化を加速させます。

6. ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化は肌に大きな影響を与えます。加齢や生活環境、妊娠、ストレス、月経周期によるホルモン分泌の変動で、肌荒れや乾燥、脂っぽさ、吹き出物、敏感肌などのトラブルが起こりやすくなります。

7. 血行不良

血行不良は、肌荒れの原因の一つであり、肌の健康に大きな影響を与える要因です。血液は、酸素や栄養素を全身の細胞に運び、老廃物を排出する役割を担っています。血行が悪くなると、必要な栄養素や酸素が肌に届かず、細胞の新陳代謝が低下します。これが、肌の乾燥やくすみ、ハリの低下、さらには肌荒れの原因となります。

シミやくすみが増える原因

シミやくすみは、肌の見た目に大きく影響を与えるトラブルで、加齢や外的要因によって増加しやすくなります。これらの肌の変化は、肌の健康や自信に影響を及ぼすため、その原因を理解し、適切な対策をとることが大切です。ここからは、シミやくすみが生じる原因を紹介していきます。

1. 紫外線ダメージ

紫外線はシミやくすみの主要な原因であり、肌のメラニン生成を刺激します。長時間紫外線にさらされることで、肌は防御反応としてメラニンを大量に生成し、その結果、色素が沈着してシミが形成されます。

2. 肌のターンオーバーの乱れ

肌は約28日周期で新陳代謝を行い、古い角質を排出して新しい肌を作ります。しかし、加齢や不規則な生活、睡眠不足、栄養不足でターンオーバーが遅れると、メラニンが肌に残り、色素沈着が進行します。その結果、シミやくすみが目立ち、肌の透明感が失われます。

3. 酸化ストレス

紫外線、大気汚染、喫煙などは肌に活性酸素を生み出し、酸化ストレスを引き起こします。これにより肌細胞が傷つき、炎症やコラーゲン・エラスチンの劣化が進みます。さらに、酸化が進行するとメラニンが過剰生成され、シミやくすみの原因となります。

4. ホルモンバランスの変化

妊娠や更年期、ピルの使用などによってホルモンバランスが変化すると、肌のメラニン生成が活発になることがあります。特に、女性ホルモンであるエストロゲンの増加や減少は、メラニンの生成を促進し、特定の部位にシミが現れる原因となります。これにより、頬や額、鼻の周りに現れる「肝斑」と呼ばれるシミが生じます。

5. 生活習慣の乱れ

睡眠不足、偏った食事、過度のストレスは肌の新陳代謝を乱し、ターンオーバーを遅らせます。その結果、メラニンが残りやすくなり、シミやくすみが目立ちます。特にビタミンCやEなど抗酸化成分が不足すると、肌の回復力が低下し、シミ予防が困難になります。

6. 摩擦や刺激

過度なスキンケアやメイクのクレンジング、また頬杖をついたり肌をこすったりする習慣は、肌に物理的な刺激を与え、炎症を引き起こすことがあります。この炎症が繰り返されると、肌の細胞がダメージを受け、メラニン生成が活発化するため、シミや色素沈着が生じやすくなります。

当院の肌荒れ治療

肌荒れは、乾燥やストレス、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要因によって引き起こされます。当院では、患者様一人ひとりの肌の状態や生活習慣に応じたオーダーメイドの治療を提供しています。ここからは、当院で行っている肌荒れ治療について紹介していきます。

1. ネオヴォワール肌診断

ネオヴォワール肌診断は、個々の肌状態や悩みに応じた最適なスキンケアや美容法を提案するシステムです。肌質やトラブルを科学的に分析し、結果に基づいた具体的なケア方法をアドバイスします。肌の課題解決と美しい素肌維持のサポートに繋がる診断です。

2. キレーション療法

キレーション療法は、体内に蓄積した有害な重金属を排出し、健康改善を目指す治療法です。キレート剤を用いて重金属と結合させ、体外排出を促します。特定疾患の治療や予防に加え、エイジングケアやデトックス目的でも選ばれることが増えています。

3. 美容点滴

美容点滴は、体内に直接有効成分を投与することで、美肌効果や健康維持、疲労回復などをサポートする治療法です。ビタミンやミネラル、アミノ酸、抗酸化成分などを点滴で体内に取り入れることで、経口摂取よりも効率的に栄養素を吸収できるとされています。特に、白玉点滴や高濃度ビタミンC点滴は、エイジングケアだけでなくシミやくすみの改善にも効果的で、肌の透明感を引き出すサポートとして注目されています。

4. ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、水流とバキュームを利用して、肌のクレンジング、角質除去、保湿、栄養補給を一度の施術で行うことができるフェイシャルケアの一種です。シミやくすみの改善にも効果を発揮し、レーザーでは反応しにくい色素の薄いシミにも対応できます。また、肌の保湿や弾力、透明感を高めることを目的としており、短時間で施術ができ、痛みやダウンタイムもほとんどないため、手軽に受けられる美容治療として人気です。

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