cold風邪(かぜ)

風邪(かぜ)とは?

「かぜ症候群」や「急性上気道炎(感冒)」とも言われ、上気道(鼻やのど)に急性炎症を起こした状態の総称です。原因となる微生物が粘膜に感染して炎症を起こし、主にのどの痛み、咳(せき)、痰(たん)、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、発熱などの症状が起こります。その他にも頭痛、倦怠感などの症状が現れることもありますが、これらは個人差が大きく、またいつも同じ症状とは限りません。

また、風邪以外の病気でも出現することがある症状ですので、ご心配な場合は早めに医療機関を受診することをお勧めします。風邪(かぜ)については通常7~10日程度で改善がみられますが、症状が強くお困りの際は、諸症状をコントロールするために内服薬等で対症療法を行います。また、細菌感染が疑われる場合は抗菌薬を使用する場合もありますので、まずは診察を受けていただくようにお願い致します。

原因は?

微生物である「ウイルス」や「細菌」が鼻やのどの粘膜に感染することが原因となります。一般的な風邪の場合、約90% はウイルスの感染と言われており、その他にマイコプラズマ、クラミジア、細菌による感染です。原因微生物の数は200種類以上ともいわれており、厳密に特定することは困難です。私達の体はある種の病原性微生物に感染すると免疫を獲得することで再感染を防ごうとしますが、同じ種類のウイルスでも複数のタイプが存在しており、

またその遺伝子情報も常に変化しています。このため獲得した免疫が役に立たず、年間を通して風邪を繰り返してしまうのですね。 風邪の原因となる主なウイルスは以下のものです。

主なウイルス 主な時期 特徴
ライノウイルス(約30-80%) 春や秋 鼻かぜと言われるようなくしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどが主な症状
コロナウイルス(約10-15%) 鼻やのどの症状が強く、高熱を伴うこともあります
アデノウイルス(約5%) 冬〜夏頃 気管支炎や結膜炎を起こすこともあります
パラインフルエンザウイルス 春〜秋頃 鼻やのどの症状が強く、気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります
RSウイルス 通年、特に冬
エンテロウイルス 風邪症状のほかに下痢などの消化器症状を伴うこともあります小児では手足口病やヘルパンギーナの原因ともなります

予防

大切なのは風邪(かぜ)にかからないことです。ウイルスの感染を防ぐためには、外出時のマスク着用や手洗い、うがいを心がけましょう。

また微生物が付着した手指で鼻や口の粘膜を触ることで感染することがありますので、手指の清潔を保ちなるべく粘膜を触らないように気をつけましょう。残念ながら風邪(かぜ)をひいてしまった場合には、周囲の方に感染を広げないように配慮することも大切です。

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