ハイドラフェイシャルとは

ハイドラフェイシャルとは、1回の施術で「クレンジング」「ピーリング」「肌の保湿・保護」「毛穴汚れの吸引」「美容液導入」ができる施術です。 美容液成分が含まれているトルネード水流と吸引によって、汚れを洗い出しながら吸引するため、お肌の洗浄と美容成分の導入を同時に実現できるのが最大の特徴です。
従来の角質を溶かして剥がすピーリングとは異なり、ハイドラフェイシャルでは水質を利用して古い角質を軟化し除去しているため、肌への負担が少なくダウンタイムもほぼありません。
ニキビ跡や毛穴の黒ずみ、くすみやオイリー肌など、さまざまなお肌の悩みに効果が見込めるため、男女問わず人気のある施術です。
ハイドラフェイシャルはこんな方におすすめ

- 小鼻の黒ずみや毛穴の開きが気になる
- ニキビ跡を無くしたい
- 肌のザラつきがある
- オイリー肌を改善したい
ハイドラフェイシャルの特徴

特許取得のテクノロジーで肌への負担を軽減
ハイドラフェイシャルは、アメリカのHydraFacial LLC社が開発した特許技術「ボルテックス フュージョン テクノロジー」を使用した施術です。
独自のバキュームテクノロジーとスパイラル型のハイドロピールチップを組み合わせ、トルネード水流を生み出し、汚れの除去と美容液の浸透を同時に行っています。
従来のピーリングは、強力なピーリング剤を肌に浸透させ、「酸の力」で角質を溶かして、剥がし落としていました。しかし、強力な作用のため角質層が薄くなりすぎて、皮膚のバリア層が薄くなる恐れがあります。
ハイドラフェイシャルは、ピーリング剤を含んだ水流によって古い角質を軟化させ、「水の力」で角質や汚れを吸引・剥離しています。ピーリング剤が肌に乗っている時間も短いため、必要以上に肌へ負担を与えません。
3種類のハイドロピールチップを使用

ハイドラフェイシャルは、3種類のハイドロピールチップを使用しています。それぞれのチップは工程ごとに使い分けられ、効果を最大限に引き出す工夫がされています。
ブルーチップは、皮膚に対して密着しやすい楕円形になっており、毛穴の奥までしっかり汚れを落とせる細かなスパイラルデザインが施されているのも特徴です。ディープクレンジング+ピーリングの際に使用され、先端には角質を剥がしやすいように研磨エッジがついています。
ティールチップは、ブルーチップよりも強い吸引力を引き出せる構造になっているのが特徴です。毛穴ケア+保湿の際に使用されるため、ブルーチップと比較すると一回り小さくなっており、皮膚への刺激を抑えながら毛穴汚れを吸引しやすいサイズになっています。
ホワイトチップは、美容液導入+保護の際に使用されます。3種類の中で1番柔らかく、吸引力が弱く設計されているのが特徴です。肌の刺激を最小限に抑えながら、効率良く美容液の浸透を助けます。
3STEPで効率良く美容成分を肌に浸透させる
ハイドラフェイシャルは、3つのSTEPに分かれた施術工程で、それぞれ異なる成分(ソリューション)を肌に導入します。
STEP1. ディープクレンジング+ピーリング

乳酸クレンジングでお肌を軟化させ、トルネード水流で汚れを浮かせながら除去します。保湿、鎮静効果のある海藻エキスも含まれているので、クレンジングと同時に保湿が可能です。
次にサリチル酸とグリコール酸が含まれたピーリング剤を肌にのせ、チップの凹凸と水流を利用して、古い角質を剥離します。
<導入ソリューション成分:Activ-4 Skin Solution >
乳酸(ピーリング効果)、塩酸グルコサミン(ピーリング効果)、海藻エキス(鎮静・保湿)
STEP2. 毛穴ケア+保湿

ティールチップへ変更し吸引圧を上げ、とくに毛穴汚れが溜まりやすい顎下や小鼻を重点的に吸引します。肌の刺激を抑えながら同時に保湿成分を注入しているので、綺麗になった毛穴へ成分を行き渡らせてくれます。
<導入ソリューション成分:Beta-HD Clear Skin Solution>
サリチル酸(角質除去)、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス(角質除去)、タスマニアンペッパー(抗酸化作用)、セイヨウナツユキソウ花エキス(鎮静)、スピレア抽出エキス(保湿・鎮静)、ハチミツエキス(保湿・抗菌)、ベンチレルアルコール(保湿)
STEP3. 美容液導入+保護

ピーリング剤の拭き取りを行い、ヒアルロン酸やペプチドなどが含まれた美容成分でお肌全体を整えていきます。最後に保湿剤を塗り込み施術終了です。
<導入ソリューション成分:Antiox-6 Skin Solution>
ヒアルロン酸Na(保湿)、イノシトール(保湿・皮脂抑制)、ビタミンA(新陳代謝の促進)、ビタミンB5(保湿・鎮静)、ビタミンB7(鎮静)、ビタミンE(抗酸化作用)、リノール酸ローズマリー抽出エキス(保湿・抗酸化作用)
ハイドラフェイシャルの注意事項・リスク・副作用

赤みや乾燥を誘発する場合がある
ハイドラフェイシャルの施術後は、吸引やピーリング剤の刺激で赤みや乾燥が起こる場合があります。多くの場合は数日以内に症状は治まりますが、症状を悪化させないためにも、施術後は保湿クリームで肌を整えましょう。
また、お肌の肌バリア機能が弱くなっている状態ですので、過度な日焼けも厳禁です。赤みを悪化させ、色素沈着を引き起こす原因となる場合もあるので、日焼け止めを細かく塗るなどして、対策しましょう。
一時的にニキビが悪化する可能性もある
ハイドラフェイシャルは、他のピーリング治療や自宅でのピーリングケアと併用すると、ニキビが悪化する場合もあります。短いスパンで過剰に皮脂を除去してしまうと、水分不足になっていると感じた肌が、皮脂を余分に分泌してしまうためです。
ハイドラフェイシャル治療を行う前後は、エステケアやホームケアによるピーリングを控え、過剰な皮脂の除去を避けましょう。
施術を受けられない方
フラクショナルレーザーを受けた直後でお肌が敏感な方や、皮膚炎をお持ちの方は、症状の悪化が懸念されるため、施術を受けられない場合があります。
また、ゴールデンスレッドリフトの施術を受けている方は、ハイドラフェイシャルの吸引によって糸の位置に影響を与える懸念点があるため、施術を控えましょう。
ハイドラフェイシャルの治療の流れ
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Step01
カウンセリング
お肌の悩みをお伺いし、ハイドラフェイシャルの説明を行います。
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Step02
メイク落とし・洗顔
メイクをしてご来院いただいた場合、施術前に落としていただきます。可能であれば、施術当日は日焼け止め程度に抑えていただけますと、より汚れが取りやすくなります。
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Step03
施術
施術台に横になっていただき、施術を開始します。施術は30分前後で終了します。
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Step04
アフターケア
ハイドラフェイシャルの施術直後はお肌が乾燥しやすくなっておりますので、帰宅後は保湿ケアを行ってください。