当院では下記のような検査を提供しております。
AGEs検査(糖化度測定)

AGEs検査は、体内の老化物質であるAGEs(終末糖化産物)の量を測る検査です。
甘いお菓子やジュースに含まれる糖は、体内でタンパク質と結びつき、老化を促進するAGEsを作り出します。
この蓄積が進むと肌の老化だけでなく、糖尿病や心臓病など、さまざまな病気のリスクが高まることがわかっています。
AGEsをためない生活習慣を送ることが、健康な体を保つために重要です。
この検査でわかること
- 現在のAGEsの蓄積値と評価
- 各年齢の平均値と比較
こんな方におすすめ
- 甘いものや炭水化物をよく食べる
- 運動する習慣がなく、代謝が落ちてると感じてる
- ストレスを溜めやすい
OligoScan(有害ミネラル検査)

オリゴスキャン(有害ミネラル検査)は、手のひらをスキャンするだけで、体内に蓄積されたミネラルや有害金属の種類と量を、3分ほどで測定できます。
この検査では、健康維持に不可欠な必須ミネラルだけでなく、体に悪影響を及ぼす可能性のある有害金属も同時に調べることができます。
測定結果は、グラフや表で分かりやすく表示され、体内のミネラルバランスや、有害金属による影響などを視覚的に確認できます。
この検査でわかること
- 必須&参考ミネラル21元素(カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛など)
- 有害金属16元素(アルミニウム・ヒ素・水銀など)
こんな方におすすめ
- 疲れやすく、だるさを感じている
- 肌荒れや髪のトラブルが多い
- 生理不順、生理痛で悩んでいる
- サプリメントを飲んでいるが効果が実感できない
DNAメチル化時計検査

DNAメチル化時計検査は、体の年齢を、生まれた年とは異なる「生物学的年齢」として推定する検査です。
DNAメチル化は、遺伝子の活動を調節するスイッチのような働きをします。
DNAメチル化のパターンを詳しく分析することで、生まれた年とは異なる体の年齢、つまり生物学的年齢を正確に推定できるのです。
この検査は生活習慣が体の年齢に与える影響を評価したり、アンチエイジングの効果を測ったりする際に役立ちます。
この検査でわかること
- 生物学的年齢と暦年齢の違い
- 老化の進行度
- 健康リスクの予測
こんな方におすすめ
- 慢性的な疲れやだるさを感じる
- 生活習慣を見直したい
- 健康寿命を延ばしたい
腸内フローラ検査

腸内フローラ検査とは、腸の中に住んでいるたくさんの種類の細菌のバランスを調べる検査です。
腸内には約1000種類、100兆個もの細菌が共存しており、花畑のように多様な生態系を形成していることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内フローラのバランスは、健康に深く関わっており、腸の病気だけでなく、脳の病気や生活習慣病など、様々な疾患との関連性が指摘されています。
腸内フローラ検査を受けることで、自分の腸内環境を詳しく知ることができ、食生活や生活習慣の改善に役立てることができます。
この検査でわかること
- 腸内環境の状態
- 腸内細菌の種類と割合
- 肥満になりやすい腸内環境か
こんな方におすすめ
- 便秘や下痢に悩んでいる
- 肥満やダイエット中
- 免疫力を高めたい
体組成検査

体組成検査は、体を構成する成分(筋肉、脂肪、水分など)を詳しく調べる検査です。
体重計で測る体重だけではわからない、体の状態をより詳しく知ることができます。
この検査でわかること
- 筋肉量
- 体脂肪率
- 水分量
- 基礎代謝量
- 内臓脂肪レベル
こんな方におすすめ
- 自分の体の現状を知りたい
- 筋トレやダイエットをしている
- 運動のモチベーションを維持したい
骨密度検査(超音波踵骨測定)

骨密度検査(超音波踵骨測定)は、かかとの骨(踵骨)に超音波を当てて、骨の硬さを測る検査です。
踵骨は、体の中でも特に骨が緻密で均一な部分です。このため、超音波を当てて得られるデータが他の部位よりも正確で、骨密度の評価に適しています。
検査の際に患者さんが特別な体勢をとる必要がないため、短時間で検査を行えます。
閉経後、エストロゲンの減少に伴い骨量が低下するため、骨密度測定は骨粗鬆症の早期発見・予防に不可欠です。
特に50歳以上の女性は、定期的な骨密度測定が推奨されます。
この検査でわかること
- 骨の強度や骨密度
- 骨粗鬆症や骨折リスク
こんな方におすすめ
- 若い時に生理不順だった女性
- 運動不足や若い時に過度の運動をしていた
- 甲状腺の病気にかかったことがある
上下部消化管内視鏡検査(一部は保険診療)

上下部消化管内視鏡検査とは、細い管状のカメラ(内視鏡)を口から挿入し、食道、胃、十二指腸(上部消化管)や大腸(下部消化管)の内側を直接観察する検査です。
内視鏡検査では、これらの臓器にできた潰瘍、ポリープ、炎症などの病気を早期に発見することができます。
また、異常な組織を少量採取して詳しく調べることも可能です。
この検査を受けることで、胃炎、胃潰瘍、大腸炎、大腸ポリープ、さらには早期のがんを発見できる可能性があり、早期治療に繋がります。
この検査でわかること
- 食道、胃、十二指腸、大腸などの内側の粘膜にできた潰瘍、ポリープ、炎症など
- 胸やけ、胃痛、吐き気、便秘、下痢など、消化器系の症状の原因究明
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染症などの診断
こんな方におすすめ
- 胸やけ、胃痛、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、黒い便など消化器系の症状がある
- 喫煙や飲酒の習慣がある
- 体重の減少や貧血などの症状を伴っている
栄養解析と動脈硬化度測定(頸動脈超音波検査)

栄養解析は、食事内容を詳しく分析し、栄養バランスのチェックや、不足している栄養素の特定を行います。
一方、動脈硬化度測定は、首の血管に超音波をあて、動脈硬化の状態を調べる検査です。
これらの検査は密接に関連しており、栄養バランスの乱れが動脈硬化を悪化させる可能性があるため、両方を組み合わせることで、より詳細な健康状態の把握と、適切な食事改善策の立案が可能です。
栄養解析で得られた情報に基づいて食事を改善し、動脈硬化度測定で効果を評価することで、生活習慣病のリスクを減らし、健康的な生活を送ることができます。
この検査でわかること
- タンパク質、鉄分、ビタミンB群など、体の機能を維持するために必要な栄養素が足りているか
- 自覚症状がない栄養不足の早期発見
- 血管壁にできたプラーク(斑)の大きさ、形状、硬さ
- 血管の内膜と中膜の厚さ
こんな方におすすめ
- 高血圧、高脂血症、糖尿病、メタボリックシンドロームなど、動脈硬化のリスクが高い方
- 脳卒中や心筋梗塞の家族歴がある方
- 喫煙者や過度な飲酒をする方